ポニョの世界

「崖の上のポニョ」は、宮崎駿の作品である。

監督自ら構想を練り、細微にこだわり手書きで仕上げた話題作。
先日、テレビ初公開したらしい。

魚の子が人間になる。

アニメの世界では、自由な発想で、奔放な表現ができるから、とてつもない理想や
荒廃も、自在にテーマを選んで描かれる。

訴えたいことは、よくわからなくても、多くの人が求める美しさや元気になるツボを
押さえたものが、ヒットするのだろう。

期待に胸を膨らませ、劇場に入れば、ポップコーンやジュースはつまみのようなもの。
感動で泣いたり、笑ったり、鑑賞の間は、辛い現実も忘れ、別世界に生きることが
できるのだ。

しかし、それもしばしの間。。。

やがて波のような静かさと共に、儚い夢は、ユメと知る。

煩わしい現実から逃れ、こんな幸せなドラマがいつまでも続けば、と余韻に浸るのは、
劇場を去る人だけではないだろう。

何のマンガだったか、未来の人が、仮想の世界を見るヘルメットのようなものをかぶって、
一日中、横になって暮らすシーンがあった。

まるで冬眠しているかのように。。。
おなかがすいたら、見ていた映画をオフにして、起きてくる。
満たされたら、気の向くままに、また仮想の世界に帰っていく。。。

要するに、寝ながら欲求が夢の中で満たされているのである。

人との直接の関わりがないから、煩わしい人間関係に苦しむこともなく、衣食住は満た
されているから、あくせく働くこともない。

これはまさに、「究極の楽」と言えるだろう。

現代人もこんな「楽」を「幸せ」と信じて求めているが、それをようやく手中にした未来人の
姿だった。

しかし、これが「究極の幸せ」と言えるのか、どうか。。。

たとえ仮想の世界で、苦労知らずで育っても、厳しい現実はすぐ目の前に迫ってくる。
そう、この世を去る時・・・次は、どんな世界に移るのか。

「死」は、逃げも隠れもごまかしもきかぬ大問題。

どうやって楽して生きるかも大事だが、やがて死ぬのに、なぜ生きる。

これが、最も知りたい、最も急ぐべき一大事でなかろうか。

世界に誇るどんな映画もテレビも情報も、発せず、聞けず、描けぬ悲劇は、誰も
知りえぬことだから。。。

仏法にしか説かれない真実を、一昨日もテレビ座談会で聞かせて頂いた。

知らされた者しか発信できない「なぜ生きる」。
すべての人に仏縁あれかし、とますます奮起せずにおれない☆

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2 Responses to “ポニョの世界”

  1. けいこ より:

    はじめまして、大阪在住の「けいこ」と申します。
    もりやすひでくにさん→メルマガ「主婦のための自分磨き 1分間」→ブログ「働く主婦のじゅんこです」
    の順でたどり着きました。
    メルマガもブログも興味深い内容で、毎日の楽しみになりそうです。

    さて、「ポニョ」ですが、私も見ました。
    1回目は劇場で、2回目は先日のテレビで。
    1回目と2回目とでは、感じ取ったものが少し違います。
    何回見ても新鮮さを感じる作品というのは魅力的ですね!

    「やがて死ぬのに、なぜ生きる」
    いやあ~、本当にその通りです。
    でも、何かに熱中しているときはそんなことさえ、気になりもしないじゃないですか・・・
    答えはその辺りに隠されていないでしょうか。

    私も主婦、毎日の生活、お互いに頑張りましょう!

  2. じゅんこ より:

    けいこさん、はじめまして、コメント有難うございます。
    同じ主婦の立場で、なんだかとっても嬉しいです。。。

    仰言るとおり、何かに熱中しているときは、何も気にならないと思います。
    大体、自分が死ぬなんて、考えたくもないですし。

    ただ、この「なぜ生きる」の問題は、人生の宿題のようなものだと思うんです。
    いつかやらねばならない宿題なら、早く済ませた方が、心ゆくまで何事にも熱中できますよね。
    夏休みの宿題も、早く済ませるほど、残りの休みが楽しく遊べるように・・・。

    人生という夏休みも、嫌な「死」を迎える前に、この大事な宿題を済ませてしまう。。。
    それが、後の人生、明るく楽しく過ごせるカギではないでしょうか。

    これからも主婦の目線で、発信したいと思っていますので、よろしくお願いします!

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