逆風を飛躍に

シモン・アマンは、スイスのスキージャンプ選手。

身長172cmとスポーツ選手にしては、小柄で体重も軽く、スピードが出ないため、
憧れのアルペンスキーヤーになれなかった。

しかし、ジャンプに目覚めた彼は、抜群のバランス感覚で、その才能を開花させる。

ソルトレイクオリンピックでは、スイスにジャンプ競技初の金メダルをもたらし、今年も
金メダル候補の一人である。

大きな体格に恵まれた選手に比べ、筋力、瞬発力などあきらかに劣る小さな彼だが、
軽さを武器に風に乗り、自称「フライヤー」として誰より遠くへ飛んでいく。
体格を少しも不利だと思ったことはないそうだ。

ジャンプは、向かい風をとらえたときに、大きな飛距離が出ると言う。
逆風も不利な条件も、チャンスに変えて、更なる飛躍へつなげていく。。。

何事も、この覚悟が、新境地を開き、持てる力を十分に引き出して、更なる可能性を
広げていくのだろう。

明日から、バンクーバーで冬季五輪。

4年に1度のチャンスに、金メダルをかけてどんなドラマが展開するかわからない。

表彰台に誰が乗るか、メダルの数や色は何かと、つい結果ばかりが注目されがちだが、
夢に向かって、どんな困難も乗り越えた、不屈の精神にまず思いを馳せずにおれないの
である。

そうして、日々不断の鍛錬の辛苦に耐えた結果、今の彼らの栄光があることを忘れては
ならないだろう。

目に見えない膨大なタネマキが、大舞台の裏に隠されているから、勝ち負けを超えた
感動があるに違いない。

開会式が終われば、熱い競技に名残惜しくとも、やがて閉会式を迎え、次の再会は
4年後というオリンピックの祭典で・・こうなのだ。

短い一生、何に命を賭けるのか、知らされた親鸞学徒は、それ以上の精神で、逆風も
チャンスに苦難を乗り越え、不断の努力で光に向かって進むのみ。。。
更に奮起せずにおれなくなるのである☆

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